【登場人物】
花房タツヤ(はなぶさ・たつや)
本作品の主人公。居酒屋「球壱(たまいち)」の次男だが、シェフになるのが夢。21歳・無職。
花房サトシ(はなぶさ・さとし)
居酒屋「球壱」の店主。タツヤと宏一の父。元高校球児。54歳。
吉田幸太郎(よしだ・こうたろう)
理容室「よしだ」の店主。さとしの幼馴染でいつも「球壱」に入り浸っている。元高校球児。54歳。
清水大三郎(しみず・だいざぶろう)
大工。さとしの幼馴染でいつも「球壱」に入り浸っている。元高校球児。54歳。
花房(旧姓・松浦)あやみ(はなぶさ・まつうら・あやみ)
さとしの亡妻であり、宏一・タツヤ兄弟の母。生前は美人として街でも有名だった。通称アヤヤ。
黒原茂雄(くろばら・しげお)
タツヤの親友。元高校球児だが、3年生時に起きた事件から野球が大嫌いになる。21歳。
黒原信之(くろばら・のぶゆき)
茂雄の父。高校時代は花房サトシとバッテリーを組むも、元々ライバル心を燃やす犬猿の仲。54歳。
仲村健吾(なかむら・けんご)
夢小金井市役所道路公園課課長。建設業者と結託し道路建設を画策。タツヤとの野球対決の相手。37歳。
大林淳(おおばやし・じゅん)
都会生活に疲れ祖父母の家がある夢小金井に転居。農業修行中。実は愛媛出身の元高校球児で、石川雄二と同窓。27歳。
高田謙介(たかだ・けんすけ)
タツヤの幼馴染みで魚屋「うおたか」の三代目。3人の子持ち。野球はほぼ未経験。21歳。
花房宏一(はなぶさ・ひろかず)
花房家の長男。タツヤの兄。東大出身で元官僚。28歳の時に国会議員となるも、辞職して現在は夢小金井市長に就任。エリート校「快晴高校」選手時代、全国高校野球選手権大会地区予選(東東京)で優勝するも甲子園行きを辞退。33歳。
池田まさお(いけだ・まさお)
中堅建設会社「池田組」社長。道路建設推進派。市役所職員の仲村健吾と癒着。
高田弘美(たかだ・ひろみ)
魚屋「うおたか」三代目・高田謙介の嫁。3人の子供の母で気丈な鬼嫁。20歳。
深栖卓弥(ふかす・たくや)
夢小金井市にある大学に通う野球部員。突然アメリカ留学を決意。21歳。
松島真司(まつしま・しんじ)
表向きイケメンだが実はエロ男。ゴルフレッスンプロで、人の才能を見抜き伸ばす能力に関しては天下一品。25歳。
エリザーベス・ヨウヘイ(えりざーべす・ようへい)
ブラジルから来た留学生だが、色白のインドア派。とにかく陽気だが空気を読まない。実は19歳。
新川めぐみ(あらかわ・めぐみ)
ヒロシの私設秘書。父は夢小金井商栄会で布団店を経営していたが、不景気で店を売り隣町に転居。26歳。
植松栄子(うえまつ・えいこ)
夢小金井高校野球部のお局マネージャー。男気のある看護師志望。18歳。
稲見たくみ(いなみ・たくみ)
夢小金井高校野球部1年生。気弱で少し頼りなく見えるが、足腰はしっかりしている捕手。16歳。
板野ユウキ(いたの・ゆうき)
夢小金井高校野球部のスター。プロも注目する速球派投手。2年生、17歳。
尾花知憲(おばな・とものり)
夢小金井高校野球部の監督。黒原茂雄の元同級生で、昨年監督に就任。21歳。
石川雄二(いしかわ・ゆうじ)
甲子園出場経験があるが、肩を壊してプロ行きを断念。夢小金井商栄会内の書店に勤務。27歳。
山田浩二(やまだ・こうじ)
夢小金井商栄会に最近店を出したベンチャー社長。小森萌子の叔父。35歳。
小森萌子(小森・もえこ)
山田浩二の姪。女子野球選手として将来を期待されるも、親に反対され自暴自棄となる。中学3年生、14歳。
新津郁弥(にいつ・ふみや)
小森萌子の同級生。日本代表に選ばれる可能性も高い地元中学野球部員。14歳。
佐藤一輝(さとう・かずき)
夢小金井駅北口派出所に勤務する警察官。中学生当時ワルだった高田謙介をよく補導し指導していた。29歳。
小森(旧姓・山田)結花(もり・やまだ・ゆか)
小森萌子の母。元野球選手。しかし女子選手には将来が無いことを悲観し中学教師になり、その後結婚。42歳。
小池真雄(こいけ・まなお)
夢小金井警察署署長。高田謙介の中学時代、青少年指導部の部長を務めていた。
宮田潤一郎(みやた・じゅんいちろう)
アニメオタク。なんでもアニメと結びつける。夢はミュージシャンだったが、最近は声優になるために特訓中。20歳。
岩長耕平(いわなが・こうへい)
パソコンは得意だが女性には弱い青年。野球は下手だが、理論派で、チームの足りない「おつむ」を補填。20歳。
T.D.ヒラーノー
横田基地に在住する米兵。夢小金井市役所職員・仲村に、野球対決の助っ人選手として雇われる。投手。29歳。
慎秋男(しん・あきお)
敵チームの通訳兼選手。小学校から高校まで野球を経験。28歳。