なんか、このページでもよく使う言葉ですが。レジェンド。
あれって本来で言ったら「すごくすばらしい!」みたいなニュアンスで使うんですよね。
優秀な選手が、いくつになっても輝きを失わない、みたいなね。元々は葛西選手に使われたんだよね。たしか。
よくよく考えてみると、クルム伊達選手とかもレジェンドですよね。
そんでもって当然、最近ではイチロー選手にも使われたりするわけですよ。
というか、そもそもレジェンドはレジェンドですよね。
伝説、のことですよ。英語でね。たぶん。英語ニガテなので、本当かどうかは分かりません。
とにかく伝説のことをLegendと言うんだと思いますよ。
ですから、ねえ。
葛西選手は長いことオリンピックに出ていて、にも関わらず、メダルを獲得して。
そりゃ、なんか、こう「レジェンド」ですよね。だからスポーツ紙の人も思わず使ったんでしょうね。
スポーツ紙?それとも実況アナウンサー?
まあいいや。ウィキかなんかで調べてみてください。どっちか真相が出ているでしょう。
とにかく、そんなこんなで、長いことやっているスゴい人のことを「レジェンド」というようになりました。
本当にそうなのでしょうか?
どうにも最近の「レジェンド」連発には、いささか「バカにしている」感があるようなないような。
つまりこうだ。
若いスポーツ記者とかアナウンサーなんかは、年寄りがちょっと活躍すると何も考えずに「レジェンド」というのだ。
ということはどういうことか。そう、「バカにしている」のだ。
要は、「あ〜、今回は●壱選手活躍しました!老体にムチ打って、なんとか、なんとか走りました〜」ということで、
「これはまさに、まさにレジェンドであります!ジジイがよく走ったのでレジェンドです!」ということですよ。
そういうこと。
バカにしているの。もはや「レジェンド」はバカにしている言葉なんですよ。
そしてこういうのは、ともすればこうなる。
「政界のレジェンド、●曽根さん、ついに引退を表明しました!」とか
「うちの棟梁はよお、レジェンドだからよお、80になっても引退しねえんだよ」とか、ね。
挙句の果てには「ついに日本はレジェンド大国!平均年齢が120代に達しました」なんて、ね。
そんな時代ですよ。
最初にこの言葉が出てきた時には、オジサンたちは感動したのですよ。
我々にもまだまだ頑張れる余地はあるのだ、と。
でももはや、猫も杓子も爪楊枝も、ちょっと古くてもまだ使われていればレジェンドなのさ。
きっとご家庭では「うちの電子レンジ、レジェンドだから」とか、ね。
言葉なんて、そうやって意味合いが変質していくんですよね。
ん?ちょっと待て。
なんだか最近、やけに言葉の話になるな。なんでだ?もっと野球の話をすべきではないのか?
なんたってここは、野球という感動するスポーツを愛する皆様のためのひとこと掲示板だろう!
なに?
掲示板でもなければ、思い切り「ひとこと」でもない?
うむ。確かにそうだ。なんでこう、いつも書き始めると長くなるのだろうか。これも「レジェンド」だからか?
そうなんだよねえ。もはや一塁まで走るのもやっとで、ホームに一気、なんてムリムリ。
Jオーナーが途中で足がもつれてアウト、というのを、当然バカになんかできませんよ。
あれはあれで、マジで伝説。レジェンドですよ。ほんと。あんなこと、無理無理無理無理無理無理。
そりゃ、メンバーも年を取っていくわなあ。なんたって、チーム発足から今年で20年ですから。
20年?丸20年?それとも20年目?
1996年10月にプレイボールだったような気がするから、ああ、来年か。
10月で20年目ということですね。おめでとうございます。
いやいや、選手は入れ替わりで若返っていますよ。
一番最近では今回で2度目の出場、背番号12の森本選手が23歳か24歳か25歳です。
その前に、今季期待の星として昨年デビューした山添選手も23歳か24歳。
まあ、とにかく、若者は頑張っていますよ。そしてレジェンドさんたちも。バカにされながら、ね。
花房キャプテンが、通算10本塁打を達成です。今季に入って3本目!これはスゴい。まさにレジェンド!
ついでに、猫壱選手が通算300試合出場達成です。つまり、我がチームも300試合以上やってきたということですね。
え?そんなレジェンドたちの記録がかすむような記録が出た!?
なんと佐藤選手、実は前回、チームのシーズン最多本塁打だけじゃなく、打点の記録も更新しておりました。
それどころか、今回の試合では、シーズン最多安打記録を塗り替えました!!
この男、おそろしい。
まさに、スーパーレジェンド誕生です。「伝説」とか「スゴい」っていう意味の方ね。