【1面】2024年1月4日(木)号外
二度目の引退。復活組先駆者の苦悩
「諸般の事情によりこの度、2度目の引退を決断致しました」。契約更改を前にした12月中旬、各社に1通のメールが届いた。送り主は、2001年に入団し13年に退団も17年に復活した坂野選手だ。1996年発足から3年後にチーム事情が悪化。解散の危機に貧していたレイバンスを救ったのが、彗星の如く現れた坂野。エースとしてチームの勝利に貢献するだけでなく打撃でも活躍してMVPを2度獲得。そして2005年には、球団史上初めてとなる「殿堂入り」も果たしている。しかしその後、プライベートが忙しくなるなどし2013年に惜しまれつつ引退。副業と子育てに専念していたが、落ち着いた2017年に再入団。昨今チーム内でブームの「復活組」の先駆者としてレジェンドたちの希望となっていたが、ここにきて再度、出場が難しくなってきた。チーム規約では来季に一度も出場が叶わなければ自由契約となるところだが、それを避けるため「自ら」身を引いた形だ。ただ「救世主」をこのまま放つわけにはいかないとして、球団側は「特別招聘選手」にすることを決定。本人もこれを承諾した。引退試合は予定されていないが、三度目の復活を球団もファンも期待している。【RP通信】
「諸般の事情によりこの度、2度目の引退を決断致しました」。契約更改を前にした12月中旬、各社に1通のメールが届いた。送り主は、2001年に入団し13年に退団も17年に復活した坂野選手だ。1996年発足から3年後にチーム事情が悪化。解散の危機に貧していたレイバンスを救ったのが、彗星の如く現れた坂野。エースとしてチームの勝利に貢献するだけでなく打撃でも活躍してMVPを2度獲得。そして2005年には、球団史上初めてとなる「殿堂入り」も果たしている。しかしその後、プライベートが忙しくなるなどし2013年に惜しまれつつ引退。副業と子育てに専念していたが、落ち着いた2017年に再入団。昨今チーム内でブームの「復活組」の先駆者としてレジェンドたちの希望となっていたが、ここにきて再度、出場が難しくなってきた。チーム規約では来季に一度も出場が叶わなければ自由契約となるところだが、それを避けるため「自ら」身を引いた形だ。ただ「救世主」をこのまま放つわけにはいかないとして、球団側は「特別招聘選手」にすることを決定。本人もこれを承諾した。引退試合は予定されていないが、三度目の復活を球団もファンも期待している。【RP通信】
■ ケンさんのつぶやき
いろいろと事情は人それぞれじゃ。それに、二度あることは三度ある。いったん時期を見て、また戻ってきたときの勇姿に期待する。なんと言っても、チームの危機を救った立役者だからの。また見事なマウンドさばきをしてくれることじゃろう。待っておる。