球団提示6億を固辞して出来高を希望

昨季、数々の記録を出してMVPに輝いた佐藤かづきが契約更改に臨んだ。球団は7000万アップの年俸6億を提示したが、佐藤はこれに対し「年俸は3000万アップで構わない。そのかわり、＋出来高払いを希望する」と申し出た。条件は、30安打10HR30打点かつ三冠王獲得。クリアした場合の報酬は1億。代理人を通じて事前提示し球団側も面談時に了承した。その後記者会見に臨むため都内のグラウンドにユニフォーム姿で現れた佐藤は、来季の登録名を「佐藤一喜」から「かづき」にすることも発表。右投両打としていた利き腕も「右投右打」とし、記録達成に全力を尽くす意気込みを語った。球団側が条件を飲んだのには理由がある。もちろん佐藤の活躍に多大なる敬意を払ってのことだが、2021年季活躍した選手が多く年俸が軒並み上がっていることから財政状況にも鑑み了承したのだ。一方の佐藤も30安打超えは過去に1度、打点30超えも2度しかなく、10本塁打は自身の持つ球団記録を超えている。茨の道を選んでの出来高希望に早くもネット上では賛美の声も聞かれる。【RP通信】