◆バッテリー◆　山田/三上→遠藤/三上→佐藤一/三上

荒天の影響で2試合連続試合が流れフラストレーション発散を望む選手たちだったが、むしろ灼熱に返り討ちにあった。1イニング毎に憔悴していく様はまさに真夏の雰囲気満点だ。先発は手術を終えたばかりのエース山田。練習中にボールが顔面を直撃し負傷。それでも出場を続けてきたが、この度の荒天中止を幸いに治療に専念。医師団から許可を得ての「復活」登板となった。そのさまは「圧巻」とした言いようが無い。4回まで得点はおろかヒットも1本しか許さない一方、奪三振6に四死球0の完璧投球でマウンドを降りた。しかし味方の援護も乏しい。相手投手に翻弄され4回までにヒットはわずか2本。要所で大きなあたりをしても、鉄壁の守備「レフト」選手に阻まれ得点できず回が進んだ。動いたのは6回裏。山田から投手を引き継いだ遠藤が、ランナー1人を置いたところでホームランばりの豪打。ようやく1点を手にした。ただ、この遠藤がホームに戻れなかったのも相手「レフト」のレーザービーム。好守に阻まれながらも何とか勝利を手にした。