【1面】2021年1月1日(金)号外
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引退したつもりはない!と強く主張

あの男が帰ってきた。もちろん、あの岩永K平氏だ。2010年に振り逃げ三振デビューをしてから2016年までに実に6年弱という史上最速で100三振を達成した、球団が誇らないスーパーヒーローだが、2019年に引退を発表。多くのファンに惜しまれながら、大々的にセレモニーまで行って球場を去ったはずだが、本人曰く「次年度の休業を申告しただけだ」と主張する。2020年季は「ゲスト」として3試合に出場しているが、球団幹部も、まさかレギュラーのつもりで出場しているとは思ってもいなかった。球団は急きょ年末に会議を開き議論した結果、2021年季のレギュラー復帰を許可し、2019年の引退も撤回する方向で検討に入った。3試合に出場しているという事実からの検討だが、一部選手からは「まるで実効支配だ」との批判も噴出している。ただ、球団会長はこの事態に対し「来季に大いなる出席と活躍がなされれば、引退という事実に目をつむることも可能なのではないか」と記者団に述べ、レギュラーメンバーとしての継続事実を認める方向だ。あとは、涙まで流して見送ったファンの気持ちに整理がつくかどうかが今後の課題だ。【RP通信】
ヒーロー
 ■ ケンさんのつぶやき
世界的な大きな騒ぎに乗じたのが幸いしたな。運のいい男だ。ただ、確かにこの騒ぎの中で3試合も出場したのは多めに見てもいいかもじゃ。あとは、2021年季の出場増と活躍に大いに期待したいところだの。