◆バッテリー◆　松島/桂→岩井
◆本塁打者◆　三上2号

試合前日午後3時、球団保有球場が、緊急来日の大物海外アーチストのライブ会場として使用されることとなり「試合中止」が報告された。が・・・「野球がやりたい〜やりたいぞ〜」という声無きうめき声が球団幹部の頭の奥底を刺激。ならばと「ライブ会場設営前の早朝ならOK」との条件付きで選手を緊急再招集。チーム内「野球ヘンタイ」たちが徐々に押し寄せ、結果、招集から十数時間後のグラウンドには13人の勇者たちが集結した。先発は「元祖野球好き」松島に緊急伝達。戸惑いながら登板も2回1安打2四死球1三振の零封で押さえた。一方のヘンタイ打撃陣も梅雨の鬱憤を晴らすように奮起。中でも三上が2試合連続となる本塁打をランニングで決め2回までに4得点と奮起した。しかし、緊急でブッキングされた相手チームが強豪だった。喰らいつかれ、2番手で登板したテスト生・岩井のスーパー投球も虚しく最終回間際の5回に同点に追いつかれ、そのまま抑え込まれゲームセットとなった。