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れいばんサンのひとりごと

4月10日(日) 「あれ?やってたの?? ぽぽぽぽ〜ん、と開幕ですよ」

開幕しました!

2月27日に2度目のオープン戦を行い、そして、3月13日の開幕に向けて個々調整してきましたが

3月11日、私たちは未曽有の事態に見舞われました。

いえ、東京に住む我々が受けた事態などは、被災地に比べたら我慢できる範囲も多いでしょう。

心から、被災地の皆様にお見舞い申し上げます。そして、1日も早く笑顔が戻ることを祈っています。



震災の翌々日に開幕が予定されていましたが、中止となった主な理由は「不謹慎」との声から。

そうです。正直言うと、そういう声に脊髄反応してしまって中止を決断しました。

球団としては、その行動が正しかったのかどうか、今でも悩んでいます。

予定されていた3月13日の開幕は、小平市で試合が組まれていました。

小平市は震災当日も、その翌日についても、正直それほど被害を受けている印象はありませんでした。

むしろ、翌日の地元商店街の祭り(イベント)も予定通り開催されていましたし

地元の中学校では、生徒たちがサッカーをしていた、とも聞いています。

対戦相手のチーム様は、その雰囲気を大きくまといながら試合の決行を考えていたのです。

しかし当チームの一部から、「不謹慎では?」「相手チームは何を考えているのか!?」との声がありました。

そのことから、中止を決断し、先方に連絡したのです。

相手のチーム様は、しっかりと事情を分かってくれていて、こちらの要望を素直に答えてくれました。

球団側は、本当に恥ずかしい心情に囚われました。

一部の声である「相手は何を考えているのか?」「非国民だ」との声をチームの総意だとストレートに受け止め、

一瞬でもそれに同意したことを。相手のチーム様は、全くそんな人たちじゃなかったのです。

むしろ、前述のように現地・小平は震災の影響を色濃くは見せていなかったにも関わらず

事情を察して、快く中止の要望を受け止めてくれたのです。

球団は、一方的に相手を悪者扱いするその心根について、羞恥の念に襲われました。

そもそも前段として、野球をすること自体が不謹慎だったり非国民なことなのでしょうか?

数年前、オーストラリアで数百人が亡くなる山火事が発生した数日後、現場ではロックのライブが行われました。

不謹慎だと思う人もいたかもしれませんが、元気づけられた人もたくさんいました。

私たちは、所詮草野球の選手たちです。でも、されど野球選手の一員ではないでしょうか?

出来る場所で出来ることをすることは、果たして不謹慎なことなのでしょうか?

もしかしたら、勇気を与える行動にもなったのではないでしょうか?

あの日、物理的には出来たにも関わらず、それを反故にしたことについて球団は、いまでも悩んでいます。

そして、あれから1ヶ月近くが過ぎました。

世間の考え方は、あの頃から思い切り逆にブレました。

花見の自粛はおかしい!との声が上がったり、お笑いやバラエティ番組を復活すべき、との声も多くあります。

何度も言いますが、人にはそれぞれの考え方があります。どちらも正しいのです、その人の中では。

押し付けることや、結果的に押し付けたことになるような雰囲気や波をつくり上げること

それが、罪なのではないでしょうか?

震災を受けて天罰だと言い、それを反省した後すぐに、花見をしている場合ではないと言う

こだまでしょうか?いいえ、今度はパチンコ? ふー。。。ま、いいや。ほんど、どうでも。

それぞれの考え方を持つ人の心は見えないけれど、大事なのは思いやりだから、さ。

いろいろ書いてきたけど、疲れた。ひとことで言いたいことをいいましょう

いま大切なのは、不謹慎とかなんとか、そんなことじゃなくて、被災地の人に手を差し伸べることです!

頑張ろうでも、耐えろ、でもどっちでもいいです。大切なのは思いやりだと思います。そして行動です。

想像だけでぐちゃぐちゃ文句言ってヘンな空気作るのやめろよ。ひくから。あと、試合中も。ひくから、みんな。
そう、そこの「一部の人」のあなたのことね。

で、ようやく、1ヶ月遅れで開幕となったわけです。

まあ、天邪鬼な球団幹部は、逆にこの日はテンション低いですけどね。やってよかったのかしら?いまさら。

ああ、選手たちが喜んでくれたんだからいいのか。我々は観客に魅せるプロ選手じゃないからね。

え?

都知事選??やってたの? え?それだけじゃなく、日本各地でいろんな選挙??

おいおい、むしろそっちこそ先延ばしにした方が良かったんじゃないの??

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